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ニッケルめっき・ニッケルメッキ(Niめっき)
ニッケルは銀白色で硬く耐食性に優れ、強磁性を示す金属です。
ニッケルめっきに関する特性データを以下に紹介しております。必要としている特性と比較されてみてください。
めっき・表面処理
主な機能特性
ニッケルめっき(Niめっき)の主な機能特性は、次のようになります。
ニッケルめっき外観
光沢、半光沢、無光沢めっきがあります。ニッケルめっきのタイプは外観の他に機械的特性、表面の接合活性などの観点で選択されます。 なお、表面が特別に反射防止特性を必要とするときは電気黒色ニッケルめっき、または無電解黒色ニッケルめっきが使用されます。
ニッケルめっきの拡散防止
ニッケルめっきは基材材料または下層めっき材料が上層に拡散するのを防ぐ役割をします。
無電解ニッケルめっきの均一析出性
無電解めっきは、化学反応によってベース金属の表面に堆積させるために適用されます。 これは、電流を必要としません。この方法の利点は、電流密度が金属めっきの厚さを支配しないことです。 無電解めっきの厚さは、複雑な形状の表面でさえ均一です。
耐熱性
高温環境下での接続安定性のために、三ツ矢のコバルトーニッケル合金めっきが選ばれています。
耐食性
ニッケルにリンを含有させると耐食性が高くなります。ニッケルーりん合金は電気めっきおよび無電解めっきで得ることができます。
磁気特性
通常の電気ニッケルめっきは強磁性体です。無電解ニッケルめっきは還元剤に含まれるりんやホウ素を含みます。 これらの量が少ない時はめっき膜は強磁性体です。これ等の元素が多くなると(3~4wt%)析出膜は非磁性体になります。非磁性体の無電解めっき膜を加熱すると強磁性体になります。 加熱vs磁気特性データを紹介することができます。
電気抵抗
無電解ニッケルーりんめっきのりん含有量が増えるにつれて抵抗値は大きくなります。 加熱により抵抗値は下がります。 りん含有量と抵抗値、加熱による抵抗値変化のデータを紹介することができます。
熱膨張率
弊社は鉄-ニッケル合金めっきを提供することができます。ニッケルー鉄合金めっきはインバー材として知られ、熱膨張率が極めて小さいものです。
硬度
硬いめっきとして、電気ニッケルーりん、電気ニッケルー鉄、無電解ニッケルーりん、無電解ニッケルーホウ素を提供しています。 電気ニッケルめっきはワット浴タイプとスルファミン酸タイプに大別されます。スルファミン酸浴からのめっきは低い硬さ、低い内部応力、高い靭性を示します。