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新しいめっき技術を開発
2016-05-10
新しいめっき技術を開発いたしました。
未実施の試験項目もあるため、お問い合わせ頂ければ幸いです。
耐熱性のある銀めっき(MC-11HR-A, B)
銀めっき皮膜は、優れた導電性、接触抵抗値、半田付け性、ワイヤーボンディング性をもち、各種スイッチおよびコネクタの接点材料として幅広く利用されています。
近年、ハイブリット車や電気自動車に搭載される高電圧コネクタ、燃料電池車、産業用燃料電池などに銀めっき皮膜が採用され始めていますが、従来の銀めっき皮膜は、高温(200℃以上)で密着性が十分とはいえず製品性能、信頼性を確保できませんでした。
特に、ステンレスやニッケルめっき上の銀めっき皮膜は高温環境下において密着性が著しく低下します。
そこで、三ツ矢は、高温環境下における密着性の良い2種類の銀めっき皮膜を開発いたしました。
製品名
・MC-11HR-A 中高温(400℃)用
・MC-11HR-B 高温 (600℃)用
仕様・特徴
・銀めっき皮膜純度:99.9%以上
・銀めっき皮膜硬度:Hv30~50
・高温による変色なし
耐変色銀めっき(MC-11NT-A,B,C)
銀めっき皮膜は、導通性が良く電子部品など様々な市場で使用されていますが、硫化により黒色変色が起こり、後処理で変色防止を用いて黒色化を遅らせているのが現状です。
三ツ矢では、耐硫化浸漬試験(硫化カリウム2%液)に耐えうる、耐変色銀めっき皮膜MC-11NTシリーズを開発しました。従来の銀めっき皮膜の耐硫化浸漬試験は2分で変色しますが、開発したMC11NTは変色しません(15分まで実績あり)。
タイプはA・B・Cの3シリーズ用意致しました。お客様のご用途によりお選びください。